カテゴリー : レース回願 予想師の視点

安田記念 回顧! spikeの視点

このコーナーは当ブログで予想を公開している方々に

予想したレースの回顧を書いていただくコーナーです。

今回はspikeさんの安田記念回顧です。


安田記念 回顧 spikeの視点


エーシンフォワードがまさかの大外枠からの逃げでハイペースに。
比較的前にいた馬で掲示板に乗ったのはトライアンフマーチだけという
前で勝負する馬には厳しい流れになりました。
一番人気リーチザクラウンは懸念された馬ごみを

クリアすることはできなかったのか
それとも後になって判明した骨折のせいなのかはわからなくなってしまいましたが
全く力を発揮することは出来ませんでした。
勝ったショウワモダンは中団から鋭く伸びて後ろから来た馬を抑えきるという

強い競馬。
とはいえ展開が比較的向いた方なのは確かであり、
父と同じく春秋マイルG1連覇が成るかどうかは

秋の大きな注目点になりそうですね。
またしても2着のスーパーホーネットは秋に向けて順調にいけるかどうか。
1着2着が順調に行けば、秋でまたこの2頭の上位争いが

見られるかもしれません。
直線半ばまでは後ろを見る余裕があったトライアンフマーチは今後も期待。
今回であきらめず、前目の競馬を今後も試していってほしい。
むしろ芝戦線で逃げ馬がいない今日この頃、母のように逃げても面白い・・・かも!?
戦前ではG3扱いすらされていた今回の安田記念ですが、なかなかどうして
見ごたえのあるレースになりました。宝塚、サマーシリーズ、
そして秋のG1戦線がまた楽しみになりますね。

日本ダービー 回顧! 閑古の人の視点

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今回は閑古の人さんの日本ダービー回顧です。

日本ダービー 回顧 閑古の人の視点

2強という前評判の裏で隠れていた要素が大爆発した結果を

見せつけられたレースとなった。

過去の天皇賞春でのナリタブライアンとマヤノトップガンの2強対決のムードから

勝利を奪い取ったサクラローレルを思い出すようなレースでした。

1着のエイシンフラッシュは、2強と比較すると実績に見劣りする部分が

ありましたが、京成杯の勝利や休養明けでの皐月賞の好走など

レース後を考えると、好走できる要素が十分にありました。

1月に落馬負傷もあった内田騎手にとっては、

今年度初の重賞制覇となりダービージョッキーとなり、

非常に明るいニュースである。

また、藤原調教師にとってもザタイキ、タスカータソルテの事故と

暗いニュースばかりでしたが、ダービー制覇という明るいニュースには

おめでとうといいたいです。

2着のローズキングダムについては、スプリングステークス以降は3着、4着と

いまいちな結果となってしまい、人気を落としてしまいましたが、

2歳チャンプの意地を見せた感じがします。

2着になってしまったのは、橋口調教師の影響か、

バラ一族の血の影響なのかはわかりません。

レース展開としては、シャイン、アリゼオの2頭が前を行く展開となりましたが、

ペースが速くならずスローペース気味となってしまいました。

結果として、追い込みが決まりにくい展開となり、追い込み馬のレーヴドリアンや

出遅れがあったペルーサにとっては苦しい展開となりました。

これからの展開として、最後の一冠である菊花賞へと進む馬と、

天皇賞秋へと進む馬に分かれてくる。

今回の出走馬を含めた春先に活躍した馬が制するのか、

上がり馬の登場があるのかは非常に楽しみであります。

オークス 回顧! 真里谷の視点

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今回は真里谷さんのオークス回顧です。

オークス 真里谷の視点


いいレースには陳腐な褒め言葉がよく似合う。なぜならそれは王道だからだ。
よって、私は今回のオークスにこう言おう。すばらしい!
レースレベル云々は今後の展開で決まるだろう。
そもそも今回のレース自体の平均が高かったとも言い切れない。
だがしかし、すばらしかった!
 
距離適性。血統論。そんなものが何だ。強いものは強いのだ。
しびれるものはしびれるのだ。
そう言わんばかりの叩き合いとなった。
にわかなファンとして比喩を持ち出すなら、

やはりサンデーvsイージーゴアのような?
いや、あれほどのサバイバルレースじゃないか。レースの性格も違うし……。
まだナリタブライアンvsマヤノトップガンの方が近かろうが、
やっぱり展開も個性も違うので、これはもう例示をしない方が正しいだろう。
 
なんだかふわふわと浮いている回顧だが、それほど興奮したのだと伝えたい。
たとえ数日数月数年が経ったとしても理解いただけるよう、

心のままに記そうと思う。
アグネスワルツはニーマルオトメに引っ張られる展開ながらも、
2番手から4角から直線にかけて逃げ切りに入る形になった。
雨が降り、そろそろ内より外の方が伸びる馬場ながら、すばらしい粘りを見せた。
それ以上に、アパパネとサンテミリオンは強かった。
 
上がり1位と2位はアパパネとサンテミリオン。
サンテミリオンを見る形で仕掛けたアパパネが0.1秒速い。
そして上がり3位は彼女たちよりもさらに後ろにいた4着のアニメイトバイオの35.4。
そう考えると、重ね重ねながら逃げる形で36.1を出した

3着アグネスワルツは頑張った。
ニーマルオトメはバテバテで40.6のシンガリ負けだというのに。
ちなみに2番人気でブービーに敗れたショウリュウムーンも

このペースに巻き込まれ、
上がり38.8という記録を計上している。
 
そういう観点から見れば、オウケンサクラとブルーミングアレーなどは、
今後相手が楽なところに行ったら勝ち上がってくれるだろう。
3歳牝馬限定戦以上に楽な相手はそうそういないのが問題だが。
穴目になりそうなのはモーニングフェイス。割といい走りをしたと思う。
今後、どこかで低評価になったら注目してみたい。
 
血統的には、一時は「がっかり種牡馬」などと言われそうになった
キングカメハメハが完全に誇りを取り戻した感じだろう。
さらに、かつてのセレクトセールでは飛びぬけて人気のなかったゼンノロブロイ。
まさかここまでの種牡馬だとは、地味すぎて気づかれなかったに違いない。
みんなディープインパクト産駒を見ていたから、仕方ないか……。
 
府中2400にそれぞれの華は咲いた。
そして、今年もダービーの季節がやってくる。
さあ皆さん、楽しもうじゃありませんか!
ただしお財布のヒモには気をつけて!

ヴィクトリアマイル 回顧! しーざりこの視点

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今回はしーざりこさんのヴィクトリアマイル回顧です。

ヴィクトリアマイル しーざりこの視点


レース前は、前に行く馬がそれほど多くないため
ペースは落ち着くだろうと思われていたヴィクトリアマイル。
しかし、蓋を開けてみれば45.5-46.9という前傾のレースに。
原因はやはり今の馬場状態にあります。
当日の芝は、基本的には4角で3番手以内にいなければ、勝負が難しい状況。
メインまでの芝4レース中、逃げ馬は1-2-0-1という成績でした。
まして、ブエナビスタやレッドディザイアは"元々は"差し馬。
直線長く、広い東京コースでは、さすがに4角3番手以内という積極策は

考えづらいです。
そうなると、これはもう前に行った馬にチャンスがある
と考えるのは無理もありません。
元々スプリンターで、先行力のあるベストロケーションに
去年先行して2着のブラボーデイジーあたりは、特に意識したことでしょう。
この2頭が引っ張るかたちで、レースは進みました。
ブエナビスタにとっては楽な競馬でした。
詰めが甘くなる中長距離よりも、広くて直線長いコースでの前傾ラップ。
この馬のポテンシャルが最大限に発揮される条件だったと思います。
一方、レッドディザイアはさすがに調教量が足りなかったのではと考えます。
とはいえ、今回のレースは勝ち馬から1.2秒以内に全馬がおさまり
0.1秒差に1着~7着が食い込む激戦のレースでした。
ここまでくると、後は運なのかな、とも思います。
あとは、この高速馬場の影響で各馬に故障が発症しないことを祈るばかりです。

NHKマイルC 回顧! spikeの視点

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今回はspikeさんのNHKマイルC回顧です。

NHKマイルC spikeの視点


戦前の予想通り、エーシンダックマンの逃げではじまったレース。
四位Jといえば自分の中では、良くも悪くも誰もが思う

テンプレ通りの競馬をする
というイメージではありますが、やはりスプリント仕込みの過激なペース。
前で残ったのはサンライズプリンスのみ。

あとは中団からダイワバーバリアン。
あの位置から7着したレトは個人的な応援も含め

今後も追っていきたいと思います。
ハイペースに不安があったダノンシャンティ、

逆に時計勝負はもってこいと思われていたサンライズプリンス。
両ジョッキーとも対照的な競馬とはいえ、馬の力を信じて乗ったということでしょう。
ただ、サンライズプリンスの力を持ってしてもあまりに速い流れ。
去年も相当なタイムでしたが、今年現地で観戦していた私は

思わず『はぁ!?』と声をあげてしまいました(笑)
あまりに強烈なこのタイム、出走馬たちが今後も無事であることを祈ります。

本当に。
特にシャンティは『マツクニローテ完成なるのかー!?』とか言われてましたが
お願いですから最後の一つは完成しないでください(汗) 屈腱炎的な意味で。
個人的にサンライズプリンスは今回ほどではないにしろ、

前目で競馬してなおかつ疲れがないようなら
ダービーでも引き続き狙ってみたい一頭。

音無さんの『後ろから後ろから』発言がどうか煙幕であることを祈ります。
逆にシャンティは派手な勝ち方をしましたがどうでしょうか?
ダービーへと続く道のり、馬券の取捨選択が問われそうですね。
最近はある意味ダービートライアルな様相を呈してきてはいますが、
それだけにとどまらない面白い(よくも悪くも)レースが展開されていますね。
来年も楽しみです。』

天皇賞春 回顧! 閑古の人の視点

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今回は閑古の人さんの天皇賞春回顧です。

天皇賞春 回顧 閑古の人の視点


1着のジャガーメイルは昨年のレースでの上がり最速馬、

2着のマイネルキッツがそのレースの勝ち馬ということもあり、

結果的に長距離実績が反映される結果となった。

やはり、昨年のように長距離実績のない馬の台頭というのは稀なケースでした。

個人的には、ジャガーメイルといえばライバル馬であったスクリーンヒーローが

連想されます。

4歳のアルゼンチン共和国杯のあとスクリーンヒーローはデムーロ騎乗による

ジャパンカップ制覇がある中、

ジャガーメイルは大負けはないが善戦止まりというレースが中心でした。

そして、今回のレースはオーストラリアのウィリアムズ騎手による

GI初制覇を達成し、

奇しくも外人騎手鞍上による初GI勝利という共通点ができてしまった。

現時点での実力はかなり高いため、ジャガーメイルの今後に期待したい。

そして、今後の古馬GIでの注目される点として4歳馬の実力である。

今回注目された、フォゲッタブル、ジャミールは展開が向かずいまいちな結果に、

3着に入線したメイションドンタクは骨折と

世代交代までに時間がかかる状態である。

安田、宝塚における巻き返しがあるのか注目されるところである。

皐月賞 回顧! 真里谷の視点

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今回は真里谷さんの皐月賞回顧です。

皐月賞 真里谷の視点


こんなに強いんじゃ仕方ねぇ。
弥生賞馬への強烈な逆風なんてどこ吹く風。
荒れ馬場? それが何。
とんでもない力でインを突き抜けてきたヴィクトワールピサ。
ネオユニヴァース産駒の完成度の高さを垣間見せてくれました。
もっとも、あんな競馬をした後にソフトタッチの武騎手に戻ると、
疲労なんかもあってダービーでは怖い気がします。
にしたって、強いすぎやしないかい、と……。
エイシンフラッシュは桜花賞のエーシンリターンズといっしょで、
戦績の割には注目度が低いケースでしたかねー。
血統もSS孫が乱舞する中でのKing’s Best産駒。そりゃ目立たんわけだ。
京成杯へのイメージもあまり良くないのが大きい?
勝ち星だってどれもタイム差なしですし。
それでも強いものは強かった。
マンハッタンカフェ産駒は5頭もの出走があったものの及ばず。
ヒルノダムールも踏ん張ったものの、

あれだけ強い競馬をされちゃ仕方ないでしょう。
そして、ハンソデバンドとはいったい何だったのか。
個人的にはこのペースでの2000が長いんじゃないかと思ったんですが、
にしても負け方が豪快すぎて。
とはいえ。
11着までが勝ち馬から1秒差にひしめく接戦でした。
強いのは強い。しかし毎回強い競馬ができるとは限らない。
それもまた真理であります。
馬場、馬具、乗り替わり。
いろんな要素でまたまた入れ替わることを考えれば、
ダービーは父ネオユニヴァースのように順当といくかどうか?
ヴィクトワールピサを初めとして、左回りが初めての馬も多いですからね。
府中のマモノが目覚めてもおかしくないでしょう。
個人的にはですね、エイシンアポロン。
この馬がNHKマイルかダービーに出てくるなら、ぜひ買いたいと思っています。
そして距離延長への悲観論が多いからこそダービーへ行ってほしいところ。

桜花賞 回顧 しーざりこの視点

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今回はしーざりこさんの桜花賞回顧です。

桜花賞 回顧 しーざりこの視点


今回の桜花賞は、結局チューリップ賞の上位組がそのまま上位にくる結果。
トライアルのレースレベルの差が出たような気がします。
一方、阪神JFの上位組は、アパパネ以外やや低調な結果に。
結局のところ、アパパネを頂点とする勢力図は変わらずに桜花賞を

迎えたようです。
個人的には、阪神マイルはキンカメ産駒が要注意の存在であるということを

再認識させられた次第でありますw
ただ、これがオークスとなると話は別。
まだまだ再検討する余地があるかとは思います。
2歳G1、3歳クラシックは、桜花賞と阪神JFだけが同舞台。
残り2つのG1は、また求められる適性が異なってきますし
馬券的には面白そうですよね!!

ダービー卿CT回顧! spikeの視点

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今回はspikeさんのダービー卿CT回顧です。



ダービー卿CT回顧 spikeの視点


内枠と外枠の差が激しいというのが定説の中山マイル、

しかも人気どころの差し馬はこぞって外側に入り有力そうな先行馬は

内へと入りました。
予想通りそのまま前が残っての決着。それにしてもまれにみるスローペースでした。
サニーサンデーはもっと締まった流れのほうがいいはずでしたが、
これでも3着に残ったというのは大きいですね。
マイネルファルケは安田記念を目指すのでしたら、締まった流れでどうなるか
今後も要注目ですね。
大外から先行してしぶとく伸びたフィフスペトルも

安田でどこまでやれるか楽しみです。
トライアンフマーチ、ファリダットは・・・まぁ、個人的には予想通りでした。

府中で頑張ってもらいましょう。
・・・え?勝ち馬?あぁ、ショウワモダンですか。
すいません、よくわかりません(笑)

高松宮記念 回顧! 閑古の人の視点

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今回は閑古の人さんの高松宮記念回顧です。

高松宮記念 閑古の人の視点


改修のため、今回のコースでは最後となる高松宮記念。
再来年から、直線に坂路が付くなど傾向が変わる高松宮記念となるため、

予想は難しくなるかもしれない。
結果として、スプリンターズSに続き僅かな差による勝敗となったが、

連勝の勢いに乗るキンシャサノキセキの勝ちとなりました。
やはり、出遅れからの巻き返しを見せた阪神Cの実力は高いことを

見せつけられました。
際どい勝負をした、ビービーガルダンも実績は十二分にありましたが、

前走の敗退+昨年の敗走による左回適正の疑問による人気の盲点を突く形に

なったと考えられます。
3着となったエイシンフォーワードも3番人気であり、

振り返ると実績馬が上位を占める堅めのレースとなりました。
今回のレースとして、印象に残るのは

スプリント戦におけるスタートの重要性であった。
出遅れたアルティマトゥーレとプレミアムボックスはスタート時の出遅れにより

本来の持ち味を生かし切れなくなってしまった感じがある。
前者は、本来は前で勝負をするタイプだが、

初の中段となってしまいゴール前で追いつくことができなかった。
後者も、位置取りが悪くなってしまい自慢の末脚を発揮できずに終わってしまった。

今後のレースでどう巻き返すか期待したいです。
また、今回のレース結果で考えさせられる点として4歳馬の不振が上げられる。
末脚を発揮し4着となったサンカルロは評価できるが、

エイシンタイガー、グランプリエンゼルは着順として結果を出せていない。
1着のキンシャサノキセキの年齢も7歳である。

昨年の、カンパニーの8歳でのGI制覇があるため印象は強くないが

十分な高齢である。
前日に行われた日経賞でのエアシェイディ(9歳)の2着や

阪神大賞典でのトウカイトリック(8歳)の制覇など、

高齢馬が好走するケースが多いため、

今後の古馬重賞での予想の難しさが上がっていることが感じられる。


スプリングS 回顧 東風谷の視点

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今回は東風谷さんのスプリングS回顧です。


スプリングS 東風谷の視点


無敗の朝日杯馬ローズキングダムの単勝オッズは1,4倍。

勝つかどうかではなく、どう勝つかを期待されていた訳だが、

結果は3着に終わった。

 レース内容を回顧すると、勝ち馬以外の人気馬が

軒並み中段から後方に固まってしまった時点で

勝負は決してしまっていたように思える。

出負けしたサンライズプリンスは仕方ないとしても、

1番人気で、しかも内枠を引いたローズキングダムがあんな控え方をしては

どうしようもない。

東スポ杯の時は上手い具合に先行出来ていたのだが。

デビュー時から減り続ける馬体重の影響なのか、

単に休み明けで反応が鈍かったのか。

中3週で皐月賞に向かうらしいが、

叩き2戦目とはいえあまり過信しない方が良いのかもしれない。

 勝ったアリゼオは、横山典騎手が馬の気性を考慮して

逃げを打った事が奏功した形に。

皐月賞でも有力候補の一角に数えられる事になりそうだが、

今回のように楽に逃げられる保証は無い。

というよりも、2番人気の実力馬を先行有利の中山であ

っさり逃げさせてどうする気だろうか。

本番ではそんな事にはならないと信じたい。

 2着のゲシュタルトは人気を落としていたが、

能力自体は非凡なものを見せていた。

 こぶし賞では不利を被りながらも、

フラワーC勝ち馬のオウケンサクラにコンマ2秒差と迫っていたし、

つばき賞で先着したタムロスカイは、

降着してしまったがルーラーシップ以上とも思える脚を使っていた。

相手や運に恵まれず2勝目を挙げられていなかったが、

結果的には実力を出し切って走った結果の2着と言えると思う。

 4着以下の馬にスポットを当てると、クラシックで出番がありそうなのは

4着サンライズプリンス、10着サンディエゴシチーの2頭。

サンライズプリンスは出負けした上に、

直線では進路の関係でしっかりと追えなかったにも関わらず、

凄まじい末脚を披露した。

上がり時計はローズキングダムと同じ34,9だが、

満足に追えていれば間違いなくそれを上回る数字を出していた。

皐月賞は賞金的に難しいかもしれないが、

ダービーに出て来れば狙ってみても損は無いと思う。

10着のサンディエゴシチーは、まったく競馬をしていない。

見るからに休み明けといった様子で後方を追走し、そのまま回ってきただけだった。これで人気を落とすようなら、本番では狙ってみたい。

本来は前で競馬をする馬なので、警戒されなくなるのは好都合だ。

フィリーズレビュー 回顧 真里谷の視点

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今回は真里谷さんのフィリーズレビュー回顧です。


フィリーズレビュー 真里谷の視点


ライデンリーダーはそうそう生まれない!
二匹目のドジョウを追い求めるのは危険だよ、とはよく言うが。
いやはや、それにしてもラブミーチャンへの応援はすごかった。
負けはしたものの、芝でも衰えぬダッシュ力を見せつけ、
直線入り口での手ごたえでは「もしかするか?」との期待をファンに抱かせた。
G2であれほど盛り上がるのは本当にうれしいことだ。
が、サウスヴィグラス×(アサティス)というコテコテのダート血統が示すとおり、
芝に必要な瞬発力がなかった。

坂を昇るころにはバネの効いた芝馬たちに追い越され――。
仕方あるまい。今後はダート戦線でがんばってほしい。
反面、好位から後ろの組にとっては、願ってもない展開である。
ラブミーチャンが不届きな前残りの芽を摘んでくれたため、

揚々と競馬ができた。
中でも勝ったサウンドバリヤー……もといサウンドバリアーは
ラナンキュラスと
あわせる形にもなり、その実力を遺憾なく発揮したと言えるだろう。

渡邊騎手もひさびさの重賞勝利である。
アグネスデジタル産駒で、母父はSeattle Slew。良血だ。
それ以上に、デジタルの異能っぷりが発現したような気さえする。
デジ産駒は変なところで勝ちきるからこわい。
戦績的には、エーシンリターンズから0.5秒差というのを

評価すべきだったのだろう。
だったのだろうが、これだけいると買いづらいよね、とボヤきたくなった。
ともあれ芝で大負けした実績がないのはプラスだったわけだ。反省反省。
2着にはラナンキュラス。説明不要、ファレノプシスの娘。
4着続きでファンもちょっと過剰人気ぎみかなあと思いつつ、

買い目からは外せないタイプ。
本番ではどこまでやれるだろうか。
3着にはレディアルバローザ。相手なりに走れる馬の強みが出た。
キングカメハメハ産駒の好調っぷりもまだまだ健在らしい。
残念なのは3番人気ながら13着に敗れたテイラーバートン。
距離か、減り続ける馬体重か。おそらく両方だろう。
角居厩舎の孝行娘になるためにも、ローテーションには気を配ってほしい。
やはり関東重賞への遠征連チャンが響いてるのかなぁ、と思ってしまう。
もちろん、一番悩み、苦しんでいるのは関係者だろう。
前回、回顧を書かせてもらった際の反省点だった母父注目論で考えてみると、
サウンドバリアーは前述のとおりSeattle Slew。
ラナンキュラスがブライアンズタイムで、レディアルバローザがTejano Runだ。
……Tejano Run? カタカナ読みだとテハノランというらしい。
アメリカの馬で、G1勝ちはないが、重賞5勝の実績がある。
産駒にはイタリアオークス馬がいるらしい。変わり種だ。
うーむ、「わからない」ところにこそリスクがひそむとはこのことか。
愚者は歴史を繰り返すというし、ちゃんと覚えておかないとなあ。

中山記念 回顧 しーざりこの視点

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今回はしーざりこさんの中山記念回顧です。

中山記念 しーざりこの視点


今回の中山記念は実力云々というよりも、この馬場をこなすことができたか

どうかがキーポイントだったように思う。
時計のかかる馬場が得意なサドラーズウェルズ系種牡馬オペラハウス産駒の

ワンツーに、重馬場巧者のショウワモダンが3着。
5馬身差の勝利ともなると、トーセンクラウンの重馬場適性は

非常に高いものがあるのだろう。
さらに、トーセンクラウンとショウワモダンは中山巧者。
前回回顧を担当したAJCCの際にも触れたが、

中山中長距離重賞では中山適性が問われるということを、ひしひしと感じている。
個人的には、今回の結果よりも、次走での走りが大事になってくるように思う。
今回大敗してしまった馬でも、得意条件に戻ればおそらく走ってくるはず。
あまり今回の結果にとらわれすぎてしまうのは良くないだろう。
今週も不良馬場での開催になる可能性が高い。
中山記念の結果が強烈だっただけに、重馬場巧者には

気をつけなくてはいけないだろう。

フェブラリーS 回顧 spikeの視点

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今回はspikeさんのフェブラリーS回顧です。


フェブラリーS spikeの視点


予想通りローレルゲレイロの逃げで始まりましたが、

思ったほどリーチザクラウンは前へ来ませんでした。
まぁ、もしかすると来られなかったのかもしれませんが・・・。

ケイアイテンジンも四位騎手は最初から行かせないつもりだったようですね。
結果、過去のフェブラリーステークスと比較しても遅くはないものの

予想よりは落ち着いたペースに。
エスポワールシチーは二番手を完璧な手応えで進んで楽勝でしたね。
最後の直線で仕掛けたときのすさまじい加速は、

ドバイのオールウェザーコースでもやれるのではないかという手応えを感じます。
2着のテスタマッタは直線で前が詰まるもなんとか捌いて出てくることができました。
岩田騎手らしい騎乗で、例え詰まらなかったとしても

まぁ今回は結果は変わらなかったでしょう。
今後もこのくらいの距離を中心に活躍が見られそうです。
3着サクセスブロッケンはエスポワールシチーを負かしにいっての結果、
見せ場は作ったと言えるでしょう。

今回鞍上がどの程度のハンデになっていたのかはわかりませんが・・・?
グロリアスノアは掲示板の中で唯一後ろから突っ込んできました。

やはり力はありますね。
それにしてもやはりいきなり挑戦してくる芝の実績馬は今回もお客様でした。
ルールに則っているとはいえこれを踏まえて

こういったいきなりの参戦がなくなることを個人的には願っています。
このへんは賛否のわかれるところでしょうが、

イショウボーラーみたいにちゃんと試走してから参戦して欲しいものです。

きさらぎ賞 回顧 閑古の人の視点

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今回は閑古の人さんのきさらぎ賞回顧です。

きさらぎ賞 閑古の人の視点


展開として、メジャーテーストが引っ張りシャイン、

インペリアルマーチがそれについて行く流れとなったのは予想通りでした。
道中は前側と後側の2つに分かれてしまいここで一つの明暗が出てしまいました。
結果として、勝ち馬と2着馬以外の後方馬群にいた馬は

結果を出すことができませんでした。
その前側有利なレース展開の中、

伸びてきた2頭の鋭い差し脚の使い方の明暗がありました。
勝った、ネオヴァンドームは上がり3ハロンのタイムは34.6と

34.1を出したレーヴドリアンと比べ鋭い脚は出せませんでしたが、
デムーロ騎手の内側の利を利用した走りによって見事な勝ちを収めた。
一方負けたレーヴドリアンに対しては、最後方+大外周りと不利な展開となったが

2着まで持ってきた脚の評価は高く感じる。
また、太め残りだが4着に粘ったインペリアルマーチも

今後のレースの期待ができる一頭である。
過去のきさらぎ賞に惜敗した馬の中にはメイショウサムソンなどGI馬もいるため、

これからの巻き返しに注目したい。

シルクロードS回顧 東風谷の視点

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今回は東風谷さんのシルクロードS回顧です。


シルクロードS 東風谷の視点


終わってみれば納得しているというのは、こういうレースの事を言うのだろう。
セントウルSでスリープレスナイトに完勝したアルティマトゥーレが3番人気だったのは
ここ2戦人気を裏切ったからか。
超スローペースに助けられた面もあるだろうが、強い馬は強い、
というところを見せ付けた。

だがスプリント路線の層の薄さも、同時に露呈してしまう結果となった。
1番人気エイシンタイガーは8着、2番人気レディルージュは15着。
大外枠が堪えたエイシンタイガーはまだしも、レディルージュは不可解な大敗。
しかも1、2着馬とそう位置取りが変わらなかったのだから不可解極まりない。
直線に入った時点で手応えが怪しくあっさり沈んだが、
どうか調整失敗の結果だと思いたい。
実力通りの結果だとすれば、スプリント戦線で名前を聞く機会も減ってしまうだろう。

一方、上位陣についてもアルティマトゥーレ以外は「強かった」とは言い辛い。
2着3着4着は完全な展開利。ショウナンカザンは次も人気になると思うが、
重賞戦線で足りるかどうかは未知数のままだ。
むしろ強烈な前残りの中で上がり最速を記録したプレミアムボックス。
それと距離が伸びた場合はラインブラッドの方が地力はありそうだ。
最後に厳しい言葉で締めさせて頂くが、このレースは非常に残念なレースだった。
2002年有馬記念でのタップダンスシチーのような、
人気薄でも果敢に攻めかかる意欲が感じられない。
三浦騎手のように周囲が見えないのも困りものだが、
多少の制裁点覚悟で騎乗して貰いたいものだ。

根岸S回顧 真里谷の視点

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今回は真里谷さんの根岸S回顧です。

根岸S 真里谷の視点


重賞初制覇おめでとう、小林慎一郎騎手!
重賞初制覇おめでとう、プリサイスエンド産駒!
府中でのコース実績、エニフS勝利の勢い。
そうした輝かしいデータがあるにもかかわらず、

故障明け初戦、決してプラス要素ではない鞍上、
これらのマイナス要因や絢爛なメンバーが影響し、

グロリアスノアはなんと11番人気であった。
かく言う私もその低人気に貢献しているのである。
「相場は人間の心理が作るもの」
とは有名な投資家の言葉であるが、

それに流された時に勝敗は決まっていたのだろう。
泣き言を連ねても仕方がないので、レース回顧に戻る。
師匠である矢作調教師のコメント通り、「乗り方言うことなし」だった。
馬の体調も万全。騎乗も満点。
ケイアイテンジンを完璧に競り潰したはずのサマーウインドにとっては、
栄光の連勝街道に土をつける結果となってしまった。
それでも、このメンバーで2着は立派なものだが。
3着オーロマイスターもダート転向後の安定感を見せてくれたし、
4着スーニもレパードS2着がフロックでないことを証明した。
5着ワンダーポデリオは枠に泣かされたか。せめて真ん中より外なら……。
ところで、何気に恐ろしいのは母父の威力。
グロリアスノアの母父はジェイドロバリーだが、
なんとこのジェイドロバリー、2001年から9年連続で

アーニングインデックスが1.00以上なのだ。
2006年から4年間は出走頭数も100頭を超えているというのに。
良いブルードメアサイアーを見つける。
これがもしかしたら勝利への近道かもしれませんぜ、と半分は自分に呼びかける。

何しろBMS値が1.00以上を続けられる馬はそうそういないからだ。
ちなみに、ドクターデヴィアスも1.00超え続きなので

こっそりダイワディライトを買っていたが、ものの見事に失速、

9番人気の12着だった。
走るのは血ではなく馬だよね、そんなオチってことでひとつ。
(東京新聞杯1着のStorm Cat[レッドスパーダ]、

2着のダンシングブレーヴ[トライアンフマーチ]、
京都牝馬S2着のノーザンテースト[ベストロケーション]、3着のZafonic[ザレマ]。
これらも1.00以上が継続している。重賞だから当然という見方も出来るが、

予想のワンエッセンスにいかが?)

AJCC回顧 しーざりこの視点

このコーナーは当ブログで予想を公開している方々に

予想したレースの回顧を書いていただくコーナーです。

今回はしーざりこさんのアメリカジョッキークラブカップ回顧です。

AJCC回顧 しーざりこの視点

1000m通過が60.5というのは、過去10回の中山で行われたAJCCの中で

4番目タイに速い数字。
05年 1000m通過59.2 上がり4F48.5 上がり3F36.4
07年 1000m通過60.2 上がり4F49.1 上がり3F37.0
01年 1000m通過60.4 上がり4F49.2 上がり3F36.9
03年 1000m通過60.5 上がり4F48.1 上がり3F36.2
10年 1000m通過60.5 上がり4F47.3 上がり3F35.1
1000m通過が60秒台以下だったのはこの5年だけ。
比較してみると、今年は上がり4Fと上がり3Fのタイムが

速いことがわかります。
全体を通して緩み無く流れ

(1番遅いラップが3F目の12.7だけで、あとは11秒台~12秒台前半で推移)
それでいて、上がりの脚も衰えませんでした。

他の逃げ・先行馬がことごとく大敗しているのを見ても
この流れを早目に動き、前々で捌いた1着・2着馬は底力にあふれる

持続力タイプであると言えるでしょう。
3~4コーナーを見てみても、手応え十分でした。
7歳馬・8歳馬ですから、上積みについては何とも言えませんが
この2頭については、今回のような緩み無い流れがピッタリと覚えておくと

良いかもしれません。
ただし、長距離ではなかなか見られない流れなので、

長距離重賞では過信は禁物でしょう。
今回の流れを逃げ・先行して潰れてしまった馬は、次走が狙い目。
特に緩いペースのほうが得意なキャプテントゥーレは
次走でスロー濃厚な条件なら厚く買いたいところ。
加えて注目したいのが、今回の上位馬は

「中山の古馬中長距離重賞で勝利・連対」
している馬であること。

この条件で絞ると、1~4着馬しか残りません。
「中山のスペシャリスト」を狙うことが大事であることを強く認識させられました。

日経新春杯回願 spikeの視点

このコーナーは当ブログの予想師たちが週替わりで登場し

予想したレースの回願を行います。

今週は、spikeさんの日経新春杯回願です。


日経新春杯回願 spikeの視点


プリキュアはいつものことながらゲートを出たあとのテンが遅く、

2ハロン目10.3では逃げられずにドリームフライトが逃げることになったものの、

基本的には予想通り。
キングトップガン@川田Jが早めに動いたことで思ったより速い流れになって
メイショウベルーガの決め手が炸裂した感じでしょうか。
サンライズマックスにとってもかなりいい流れだったはずなのですが、

さすがに位置取りが後ろすぎたか?
ゴールデンメインもまだうまく買い時を見極めればいけそうな感じですね。
京成杯はスローすぎorz ログはこれからも追いかけたいところです。

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