フィリーズレビュー 回顧 真里谷の視点

このコーナーは当ブログで予想を公開している方々に

予想したレースの回顧を書いていただくコーナーです。

今回は真里谷さんのフィリーズレビュー回顧です。


フィリーズレビュー 真里谷の視点


ライデンリーダーはそうそう生まれない!
二匹目のドジョウを追い求めるのは危険だよ、とはよく言うが。
いやはや、それにしてもラブミーチャンへの応援はすごかった。
負けはしたものの、芝でも衰えぬダッシュ力を見せつけ、
直線入り口での手ごたえでは「もしかするか?」との期待をファンに抱かせた。
G2であれほど盛り上がるのは本当にうれしいことだ。
が、サウスヴィグラス×(アサティス)というコテコテのダート血統が示すとおり、
芝に必要な瞬発力がなかった。

坂を昇るころにはバネの効いた芝馬たちに追い越され――。
仕方あるまい。今後はダート戦線でがんばってほしい。
反面、好位から後ろの組にとっては、願ってもない展開である。
ラブミーチャンが不届きな前残りの芽を摘んでくれたため、

揚々と競馬ができた。
中でも勝ったサウンドバリヤー……もといサウンドバリアーは
ラナンキュラスと
あわせる形にもなり、その実力を遺憾なく発揮したと言えるだろう。

渡邊騎手もひさびさの重賞勝利である。
アグネスデジタル産駒で、母父はSeattle Slew。良血だ。
それ以上に、デジタルの異能っぷりが発現したような気さえする。
デジ産駒は変なところで勝ちきるからこわい。
戦績的には、エーシンリターンズから0.5秒差というのを

評価すべきだったのだろう。
だったのだろうが、これだけいると買いづらいよね、とボヤきたくなった。
ともあれ芝で大負けした実績がないのはプラスだったわけだ。反省反省。
2着にはラナンキュラス。説明不要、ファレノプシスの娘。
4着続きでファンもちょっと過剰人気ぎみかなあと思いつつ、

買い目からは外せないタイプ。
本番ではどこまでやれるだろうか。
3着にはレディアルバローザ。相手なりに走れる馬の強みが出た。
キングカメハメハ産駒の好調っぷりもまだまだ健在らしい。
残念なのは3番人気ながら13着に敗れたテイラーバートン。
距離か、減り続ける馬体重か。おそらく両方だろう。
角居厩舎の孝行娘になるためにも、ローテーションには気を配ってほしい。
やはり関東重賞への遠征連チャンが響いてるのかなぁ、と思ってしまう。
もちろん、一番悩み、苦しんでいるのは関係者だろう。
前回、回顧を書かせてもらった際の反省点だった母父注目論で考えてみると、
サウンドバリアーは前述のとおりSeattle Slew。
ラナンキュラスがブライアンズタイムで、レディアルバローザがTejano Runだ。
……Tejano Run? カタカナ読みだとテハノランというらしい。
アメリカの馬で、G1勝ちはないが、重賞5勝の実績がある。
産駒にはイタリアオークス馬がいるらしい。変わり種だ。
うーむ、「わからない」ところにこそリスクがひそむとはこのことか。
愚者は歴史を繰り返すというし、ちゃんと覚えておかないとなあ。

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