素人予想師battle!

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父ハーツクライと母父エリシオが合わさって最強に見える。
おそらく、それは幻影です。
しかしながら、エリシオはBMSに入って活躍馬を出し始めました。
アメリカのスピード血統と欧州のスタミナ血統が融合して、
とても良い効果をかもし出しているのかも……。
母はそのエリシオ初期の当たり馬、ヘルスウォール。
欧州血統らしいというか何というか、
前へ行って強引にねじ伏せるタイプというのが当てはまりましょうかね。
控えめな競馬だとさっぱりだったおぼえがあります。
兄弟の話をしましょう。
半兄にはフジキセキ産駒のアサクサダンディ。
デビュー以来安定した成績でスプリングＳ4着、
ニュジーランドトロフィー3着と健闘し、
これは今後も楽しみな逸材かと思われた中で……姿を消しました。
悪性腫瘍によって命を奪われ、帰らぬ存在となっていたことがわかったのは、
ずいぶんと後のことです。
つまりは馬のガンということで。
生涯成績7戦2勝、掲示板を外したのはジュニアＣの7着のみで、
すべて1秒以内に収める高いポテンシャルを発揮。
スプリングＳではスマイルジャックから0.3秒、NZTではサトノプログレスから0.1秒。
後者では上がり最速を記録していました。
ヘルスウォールの2008はそんな馬の半弟に当たります。
Northern Dancerの5×4とPromised Landの5×5。
他の兄弟には3月にデビューした半姉デルマアグリッピナ(父:スペシャルウィーク)。
体質の関係からかダートでデビューして9着との結果でした。
ヘルスウォールの2008に関してもモヤつくところがあるのかも、
という不安は感じられます。
ただ、無事に成長してくれれば、2歳から活躍してくれることでしょう。
またその活躍も中距離を中心に幅広いものになると考えられます。
●出走が想定されるレースでの評価
◎朝日杯ＦＳ:勝つとしたらここが最適
○皐月賞:もしくはこのあたりまでは有利か
▲NHKマイル:府中となると先行押し切りが難しく
△ダービー:根性だけでなく瞬発力もゆずってもらわないと
—(期限超え)—
○ラジオNIKKEI賞:ローカル回りになる可能性もある
☆結論
悲運の兄弟の力を継いで、というのは出来すぎではあるものの、
日本人の心をゆさぶる「タッチ」でキャッチーな展開でしょう。
「甲子園に連れてって！」ならぬ「1番にやってきて！」な脚は、
果たしてどこまで見せてくれることか。
大物食いを成し遂げてくれそうな雰囲気が漂います。
そういう馬がお好きな方はぜひ。

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