素人予想師battle!

コメント　（筆者：真里谷 ）

ベルモントＳ馬Empire Makerとオークス馬ダンスパートナー。
こう並べると絢爛だが、この馬の半兄であるマンボパートナー(父:Kingmambo)は
中央未勝利のまま地方へ転出した。
KingmamboとEmpire Makerは同じMr. Prospectorの系譜である。
同じような血統背景で大丈夫だろうか？
では、Empire Makerの産駒成績自体はどうか。
さすがに米国の大種牡馬となったKingmamboと比較するのは可哀想だが、

かといって超一流とまではいかない。
それでも、今年はPioneer of the Nileが出て、ケ

ンタッキーダービーの有力馬の一角を担っていた。
が、なんとケンタッキーダービーは単勝50倍台の伏兵、

Mine That Birdが6馬身以上の着差でもって圧勝。
しかも、Mine That Birdはセン馬である。
父Empire Makerもまた、大本命に推されたこのケンタッキーダービーで、

同じようにセン馬のFunny Cideに敗北した。
親子二代、歴史は繰り返すのか。

肝心なところで勝負弱さが出てしまう血統ということなのか。
とまあ、悪い点ばかりを列挙したものの、良い点もある。
上記のMine That Birdはミスプロ系でも大成功の部類に入る

Fappianoの系譜であり、Empire Makerも同じFappianoの子孫だ。
ミスプロ直仔のマンボの時とは違うと言えるだろう。
また、Pioneer of the Nileはケンタッキーダービー2着もさることながら、

それまでオールウェザーを連勝で突き進んできた。
これは馬場適性の万能さも示していると考えられ、

フェデラリストの選択肢の広がりも期待できる。
厩舎は松田国英厩舎を予定。

クラシックに向けた仕上げを施してくれるに違いない。
それにしても、Empire Maker、帝国の創造者・建国者からFederalist、

連邦主義者とは皮肉な馬名を付けたもので……。

こちらのコメントを書いてくださった真里谷さん。