有馬記念回顧

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これが三冠馬のラストラン!
もはや飾り立てた言葉さえも虚しいくらいに、最高のパフォーマンスでした。
2着ウインバリアシオンに8馬身差。
勝利者の名はオルフェーヴルと池添謙一。
シンボリクリスエスの9馬身差にこそ及んでいませんが、圧巻の競馬っぷり。
ゴールドシップにまくらせつつ、さらにその番手からまくりを打って4角先頭。
あとはもう突き放すだけ。
まっすぐ集中して走る強さ。
この年齢になって、完成させた感があります。
繁殖に入ってからも、ぜひとも良い仔を出してほしい!

さて、今回は何が逃げるのかに注目が集まっていました。
馬場的に逃げが不利な状況。
それでも、オルフェーヴルに勝つためには、彼より前にいるしかないだろう。
最低でもハーツクライのような競馬をしないと……。
そんな思惑の中、果敢に逃げたのはルルーシュでした。
これだけでも快哉を叫びたいですね。
よくやった。キミが影の功労者だ、と。
結果的には見事に失速してシンガリ負けを喫するのですが、
それもまた逃げた馬の宿命というものでしょう。

2着には上述の通りにウインバリアシオン。
長い長い故障からの復帰。
よくぞここまで走れるようになりました。
ニュース記事でもバシバシ仕上げている様が出ていましたから、
陣営にも切なる願いがあったんでしょうね……。
休んでいた分だけ使い減りはないと思うので、
足元に気をつけつつ走り続けてほしいものです。

3着にはゴールドシップ。
スタートからムーア騎手がガシガシ追いまくり、どうにかそこそこの位置へ。
といっても、後方ではありましたが。
しかし、強さが戻ってきつつある競馬でした。
これで2着まで来ていたら……といったところですが。
ただ、やはり全盛期のパフォーマンスを考えると、寂しいものはありますね。

4着5着に人気薄。
キズナ回避で空いた武騎手を確保したラブイズブーシェ。
使い詰めで来年以降が気になるタマモベストプレイ。
いずれも事前の評価以上の激走でした。
来年以降の活躍に期待が高まります。

2013年のグランプリもこれで終わり。
まだ月曜の開催と地方競馬がありますが……。
何かしら、すべてが「腑に落ちる」結末だったと思います。
来年も良い年になりますように。
そして、より面白い競馬と触れ合っていけますように。

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